スノーシューで雪山へ。あらゆる地形対応した高機能スノーシュー

2023年9月20日

  雪の上を歩くための道具がスノーシュー、浮力があり、爪があるので、雪の積もった坂でもぐいぐい上ることができます。誰でも気軽にスノーシューハイクを始めることができるのが魅力です。ガイドツアーもありますし、公園や冬の博物館など貸し出してくれるとこもありますので、まずは体験してみるといいでしょう。(画像はクリックで大きくなります。)

スノーシューの名称

 ビンディング

 

  ビンディングはシンプルなバンド締、ラチェット式やダイヤル式は手袋でも締めることができる機械式があります。左はラチェット式。右はBOAというダイヤル式のビンディング。

 クランポン(爪)

   裏側のギザギザの爪(クランポン)は、雪面の滑り防止となり、前爪は急斜面を登りにサイドは斜面横断に効果を発揮します。形、大きさ、数は様々で、登る雪山に合わせて、選択します。数が多いほど傾斜の高い山道に対応できます。サイドではなくヒールに爪の付いたものもあります。

ヒール

 スノーシューは平地向けに作られており、斜面を登るときは後ろへ重心が下がり、負担がかかります。リフターという金具を上げることで、斜面時でもできるだけ、平行になるようにサポートしてくれます。山岳・バックカントリーでは必ず必要となる機能です。

スノーハイク向け

  平坦地や緩斜面向けで、軽くて、接地面積が大きく、浮力が高い。新雪でもふわっとした感じで歩くことができます。値段もそれほど高くなく、初心者向けです。広い平原や、緩やかな山なら登ることもできます。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CSスノーシュー M-6091

アルミフレームの軽快に歩けるスノーハイク向けスノーシュー。着脱が簡単なラチェット式ベルト。

DOD(ディーオーディー) スノーシュー SW-15

 初心者でも扱いやすい、アルミフレームの軽量スノーシュー。ラチェット式のベルトで着脱も容易。気軽にスノーシュー体験ができます。

ATLAS(アトラス)ランデブー30

 スノーハイキングのエントリーモデル。スノーハイキングモデル中で最も軽く、シンプルにデザイン。軽いストラップ式のビンディング。1990年創業のスノーシューの老舗メーカー、アトラスは国内ではモンベルが販売代理店です。

登山・バックカントリー向け

 雪山の斜面を登るには、耐久性、歩行性の性能が高く、爪の数も多いものを選びます。ヒールリフターがついており、踵まで降ろさなくても歩けますので、足への負担が軽減されます。サイドにも歯がついており、グリップ力が高まり、横ずれもしにくくなります。上位機種になると、横方向にも歯がついており、より安定した歩きができます。そして、軽量化が図られてます。

MSR EVO アッセント

  1969年より操業のバックカントリーメーカーMSRのスタンダードモデル。雪山へ登るためのスノーシューのに必要な機能はがバランスが取れており、一体成型のプラスチックは耐久性が高く、多くの地形に柔軟性対応できます。三つのバンドのラバーベルト式のビンディングは、一つが切れても、登山を続けることができます。

MSR ライトニング アッセント

あらゆる地形に対応できる、MSRの最も高機能なライトニングシリーズ。サイドの歯だけでなく、ヒールにも横に歯がついており。急斜面の登りや、トラバース時にも、雪面をとらえてくれます。

TUBBS タブス FLEX ALP

 

  斬新なデザインで、BCショップに数多く並んでいるスノーシューでまず目に引く存在ではないでしょうか。見た目のカッコよさではなく高機能な、タブスのスノーシュー。まるでアイゼンのようなクランポンは固い斜面でも、がっちりと雪をとらえてくれます。

ATLAS ヘリウム MTN

 MSRと並ぶ、人気のATRASのスノーシュー。一体成型のプラスチックデッキを使用した軽量のシリーズです。一体成型のプラスチックは雪がつきにくく、快適な足運びを実現します。急傾斜など地形変化のある雪原に適したモデルです。

ATRLS エイペックス MTN

  優れた歩行性能を持ち、絶えず傾斜の変化する複雑な地形でもスノーシューが足の動きにしっかり追従し、力強く安定した歩行が可能。フレーム一体型の歯が斜面でもしっかりと雪をとらえます。

TSL スノーシュー 305 original

 フランスアルプスの都市、アヌシーを拠点とするTSLのスノーシュー。3Dフレームテクノロジーとオリジナルの留め具で構成されたoriginalは、バリエーションに富む様々な地形に柔軟に対応。

TSL HIGHLANDER adjust

 あらゆる雪のコンディションに対応するフレーム構造を備え,確実なグリップ効果を生み出しているクランポン。柔軟で軽量なフレームは、フラットではない地形でも対応し、自由度の高い歩行が可能となってます。

まとめ

 登山や、人気のスノートレッキングに必要なスノーシュー。最も雪の上を歩くのに適したアイテムではないでしょうか。軽量でバックパックにつり付けることができ携行性も優れてます。ビンディングも改良が重ねられ、グローブを付けていても素早くブーツを装着することができます。高機能なものはむしろ、初心者でも容易に扱いができ、高い山でも、十分にサポートしてくれます。冬が楽しくなるにアイテムの一つです。世界が広がります。